キャンピングカーで生活は出来る?車で暮らす為の知識を徹底解説!

キャンプの知識

キャンピングカーとは、寝泊りが可能な設備が整っている車のことです。

主にキャンプに使われる車ですが、キャンピングカーでの生活は可能なのでしょうか?

ここでは、家代わりとして生活する為の知識を徹底解説していきます!旅好きの人は誰しも憧れるのではないでしょうか。

日本でキャンピングカーを家代わりにできるのか

キャンピングカーは主にキャンプに使われ、最低限り生活ができる設備も整っています。では、日本でキャンピングカーを家代わりにして、普段の生活と同じように暮らすことができるのでしょうか?

旅好きの人なら、1度はキャンピングカーに住む生活に憧れたことがあるでしょう。自由気ままに好きなところに行き、家代わりとしてキャンピングカーで暮らす生活。想像するだけでウキウキワクワクする生活です!

キャンピングカーで生活は可能!

結論から言えば、キャンピングカーでの生活は可能です。ただし、どこでもキャンピングカーを停めて暮らしていいわけではありません。キャンピングカーで生活するには、許可された場所であることが大前提です。では、その許可された場所を見ていきましょう。

キャンピングカー生活ができる場所

キャンピングカーで生活できる場所は、日本各地に多数あります。主として、キャンプ場や道の駅、最近ではRVパークやハイウェイオアシスなどがあります。

RVパークとは、外部電源が利用できる車中泊スペースでトイレやお風呂も利用できます。ハイウェイオアシスは、高速道路からしか入場できないSAと違って、一般道路からも入れる休憩所です。こうした施設を周っていけば、キャンピングカーに住むことはできます。

くるま旅クラブが提供する「くるま旅」情報サイトでは、キャンピングカーで利用できる各種施設が紹介されているので、チェックしてみるといいでしょう。

キャンピングカーで暮らすメリット

キャンピグカーに住む暮らしは、毎日がドキドキで夢もあり楽しいことがたくさんあります。次は、キャンピングカーで暮らすメリットをいくつかご紹介します。誰もが憧れるキャンピングカー生活のメリットとは?早速見ていきましょう!

メリット①災害時に安心

キャンピングカーで暮らすメリットは、災害時に安心なこともあげられます。災害時は避難場所の確保が難しいです。キャンピングカーには、最低限の設備が整っていることが最大のメリットでしょう。エンジンをかければ電気も使え、調理も可能です。

キャンピングカーに住むなら、災害時に備えて缶詰などの長期保存ができる非常食や、簡易トイレの備えをしておくと、いざという時に役に立ちます。

メリット②毎日が旅

キャンピングカーで暮らすメリットは、時間にしばられず自由きままに生活できることです。キャンピングカーに住むと、毎日が旅気分でワクワクがいっぱいです。

通常の旅行は、ホテルなど宿泊費がかかりますが、キャンピングカーなら駐車スペースさえ確保できれば、何泊しようと宿泊費はかかりません。旅をしながら宿泊費が抑えられるのは、キャンピングカーで暮らす最大のメリットです。

メリット③自動車税が安い

キャンピングカーは自動車税が安いこともメリットのひとつです。車体が大きいので、一見自動車税も高そうですが、キャンピングカーはは登録では8ナンバーとなる特殊車両で、税金は一般の自動車よりも若干安いです。

例えば、2500㏄の普通自動車の自動車税は4万5000円ですが、2700㏄のキャンピングカー8ナンバーは4万800円です。家代わりにもなる車の税金が、一般車よりも安いのは大きなメリットなのではないでしょうか。

キャンピングカーで暮らすデメリット

家代わりとしてキャンピングカーに住むには、メリットだけではありません。家とは違う不自由さやコストも問題もあります。

次は、キャンピングカーで暮らすデメリットをご紹介します。キャンピングカー生活への憧れも分かりますが、しっかりとデメリットも理解しておきましょう。

デメリット①日本では大きすぎる

キャンピングカーで暮らすデメリットは、車体が大きく普段の生活には不便なこともあげられます。ちょっと買い物に行っても、スーパーで駐車できるスペースを探すのも一苦労でしょう。

また、日本の狭い道路事情を考えると、小回りがきかないキャンピングカーは大変不便です。日常生活ではなく、レジャーで活躍する車の為、やはりキャンピングカーで生活するには車体の大きさがデメリットになります。

デメリット②夏は過酷

キャンピングカーで生活するには車内の気温も重要です。エアコンはエンジンをつけている間は使えますが、就寝中はOFFにすることがほとんどでしょう。

冬場は着こんだり、布団を追加すれば何とかなりますが、夏はどうしようもありません。窓を開けても、猛暑の日は厳しく、夜も寝付けないでしょう。夏の暑さは過酷で、キャンピングカーで暮らすデメリットになります。

デメリット③2年に1度のタイヤ交換が必要

キャンピングカーは、走行中のバーストの危険性が非常に高いです。キャンピングカーはとっても重たい車で、タイヤにかかる負担が乗用車よりとても高く、負担が大きいからです。

キャンピングカーのタイヤは日頃から疲労が蓄積されているので、最低でも2年に1度のタイヤ交換が必要になります。キャンピングカーに住むということは、タイヤのコストや危険のリスクというデメリットも理解しておく必要があります。

デメリット④維持費が高い

キャンピングカーで暮らすデメリットは、維持費が高いこともあげられます。宿泊代はかからないものの、上に述べたタイヤ代や、ガソリン代が普通車よりも多くかかります。

ガソリンは、車の重量が重い分、燃費が悪くガソリンの消費が早いです。また、キャンピングカーを購入したり、レンタルする場合も、普通車よりも高いです。宿泊費がかからないメリットもありますが、その分他の部分でかかってくるデメリットもあるのです。

キャンピングカーの種類

キャンピングカーの種類は大きく分けて4つあります。道路、駐車、宿泊事情などで日本では、バンコンとキャブコンが売れているようです。

キャンピングカーを選ぶ時は、普段の生活で家代わりとして住むことを前提とするのか、レジャーのみで使うのか、また利用する人数や保管場所など、具体的に決めて選ぶようにしましょう。

種類①軽キャンパー

軽キャンパーは、軽自動車を改造したキャンピングカーです。比較的安く手に入れることができ、車体が大きくないので普段の生活にも使えるところが魅力です。

キャンピングカーとして売れているキャブコンは安くても500万円程しますが、軽キャンパーは、80万~300万円程などで、キャンピングカーとしてはお手頃です。少人数で使用するには使い勝手抜群ですが、家代わりとして住むには小さすぎるかもしれません。

種類②バンコン

キャンピングカーでも人気で売れているのがバンコンです。バンコンとは、ハイエースやキャラバンなどのバンをコンバージョン(改造)したキャンピングカーです。

バンコンは、一見するとキャンピングカーとは分からない見た目や安定した走りが魅力であり、立体駐車場にも入る高さのものもあり、普段の生活でも使いやすいです。しかし、キャブコンと比較すると居住空間が若干狭く、荷物の収納スペースにも限りがあります。

種類③キャブコン

バンコンと並んで人気なのがキャブコンです。コクピット上部が大きく張り出した、特徴的なフォルムで、キャンピングカーと言えば、この形を想像する人も多いのではないでしょうか。居住性に優れており、まさに「動く家」と言ってもいいでしょう。

家代わりに住むとすればこのキャブコンがいちばんおすすめです。しかし、重量があるので走行性能が悪く、燃費も良くありません。普段の生活には多少不便を感じるかもしれません。
 

種類④バスコン

バスコンとは、小型マイクロバスをキャンピンクカーに改造したものです。何と言っても、バスコンの特徴は、快適な乗り心地と、広大なスペースでしょう。他のキャンピングカーよりも、豪華で快適な暮らしができ、キャンピングカーの頂点に位置づけされています。

しかし小型とはいえ、全長7mにもおよぶマイクロバスを運転するのは大変です。小回りがきかないうえに、駐車場を探すのも大変でしょう。普段の生活には不便が生じることも多いです。

種類⑤トレーラー

ヘッドの一般車に連結して使うキャンピングトレーラーです。通常のキャンピングカーは、エンジンや運転席があるため、居住空間に限りがありますが、キャンピングトレーラーには、エンジンや運転席が付いていないため、居住空間が広々と使えるのが魅力です。

しかし、法律の規定で、走行中にはトレーラー内に人は乗車できません。運転者以外は、トレーラーに乗ってゆっくり寝ながら移動したいところですが、それは違法行為になってしまいます。

けん引する車とトレーラーを別々に使えることがポイントです。大きなキャンピングカーで買い物に行くのは不便ですが、トレーラーと切り離して、車だけて買い物に行く事ができるので便利です。生活するにはいちばん適しているのかもしれません。

キャンピングカーを家代わりにして住むには?

これまでの内容で、キャンピングカーで生活が可能なことはお分かりいただけたと思います。しかし、生活はできても、家代わりとして住むことは実際どうなのでしょうか?

住民票の登録、郵便の受け取り、ネット環境など、生活に関わるあらゆることを解決する必要があります。それでは、キャンピングカーを家代わりにして住むにはどうしたらいいのか見ていきましょう。

キャンピングカーで住所登録はできない

キャンピングカーを家代わりにできるなら、家を売って無駄な固定資産税を払わず、自動車税だけですむと考える人もいるかもしれません。しかし、電気やガスなど生活する上でのライフラインが整っている建築物しか住所登録はできません。

生活の拠点がないキャンピングカーでは住所登録ができないのです。住民票は、税金関係など公的文書などに必要なことが多いので、住所登録されていないと生活できないと言ってもいいでしょう。キャンピングカーで生活するにしても、どこか拠点となる家が必要です。

郵便や宅急便の受け取り

住所登録ができないキャンピングカーには、もちろん郵便物や宅急便も届きません。拠点となる家に度々とりに行く方法もありますが、宅急便ならば不在連絡票が入っていて、期限内に連絡しないと発送元に戻されてしまうこともあります。

それを解決する方法が、郵便物であれば郵便局留、支局留、宅急便は営業所留まりで出してもらう方法です。この方法ならば、局や営業所まで取りに行けば受け取ることができます。

洗濯はコインランドリー

生活していれば、欠かせないのが洗濯です。洗濯乾燥機がついているキャンピングカーもありますが、電力や給水量を気にしながらするよりは、コインランドリーの方が手軽でコストも安くつきます。最近では至る所にコインランドリーがあるので困ることはないでしょう。

大型のキャンピングカーの場合は、駐車場に入れない場合もあるので、事前にチェックが必要です。コインランドリーで洗えないものは、旅先でクリーニング店を利用しましょう。

お風呂はどうする?

お風呂も日々の生活に欠かせないものです。シャワーが備え付けされているキャンピングカーもありますが、給水タンクを気にしたり、排水のことを考えると温泉施設を利用したほうがいいでしょう。

日本には、銭湯を初め多くの日帰り入浴施設があります。スーパー銭湯では、ゆっくりと横になって休憩できる場所もあるのでおすすめです。また「湯YOUパーク」では、キャンピングカーで宿泊できる駐車場があり、ゆっくりと温泉に入ることができます。

キャンピングカーでの生活は、限られた空間の中にいるので知らず知らずのうちに体が疲れています。体を癒すためにも、ゆっくり湯船につかることで、キャンピングカーでの生活もより楽しめるでしょう。
 

ネット環境を整えて仕事をしよう

キャンピングカーの生活では、会社勤めのようなサラリーマンには厳しいでしょう。キャンピングカーから出勤することもできないことはないですが、行動範囲が狭くなりキャンピングカーでの生活が満喫できません。

とはいえ、十分な貯えがあれば別ですが、仕事もせずキャンピングカー生活するわけにもいきません。キャンピングカーで旅をしながら生活したい人は、在宅ワークがおすすめです。最近では、パソコンやスマホを使った在宅ワークも増えています。

今は、Wi-Fiさえあれば、パソコンもスマホもインターネットにつなげることができます。せっかく旅をしながら生活しているので、旅のブログやコラム、写真等、旅を活かした仕事を探してもいいでしょう。

日本でも夢のキャンピングカー生活は実現可能!

住所登録などの関係で、拠点とする家は必要ですが、日本でもキャンピングカーでの生活は実現可能です。旅好きの人にとっては、キャンピングカーで旅をしながらの暮らしは、まさに夢のようでしょう。

キャンピングカーで暮らすには、それなりの費用がかかりますが、お金には変えることができない思い出や経験ができます。

キャンピングカーに興味はあるけれど、購入するには高額だし、暮らすことにも抵抗があるという人は、まずはキャンピングカーをレンタルしてレジャーを楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。


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